今回は、効率的な記憶の定着を実現する学習法、**「間隔反復(スペーシング)」**をご紹介します。
「毎日がんばっているのにすぐ忘れてしまう…」という悩みに、ぴったりの方法です。
🔍 間隔反復とは?
簡単に言うと、 「復習のタイミングを意識的に“間隔をあけて”行う方法」 のことです。
人の記憶は、時間とともに自然に薄れていく性質(エビングハウスの忘却曲線)があります。
そのタイミングに合わせて復習することで、記憶を再び強化することができます。
🧠 なぜ効果があるの?
2006年、心理学者セペダらによるメタ分析では、
詰め込み型の学習よりも、復習の間隔を空けた学習の方が記憶保持に効果的であることが示されています。
特に、間隔をうまく調整することで、学習効率が最大で2倍以上になるという結果も報告されています。
📝 具体的な実践方法
スペーシングは、計画次第でとても簡単に取り入れられます。
📌 例1:復習スケジュールを立てる
たとえば、「今日学んだことを…」
- 翌日(1日後)
- 3日後
- 7日後
- 14日後
- 1か月後
といったように、だんだん間隔を広げて復習します。
📌 例2:単語帳や問題集を「忘れたころにもう一度」使う
毎日新しい内容ばかりに進むのではなく、前にやったページを時々振り返るようにすると◎
📌 例3:アプリを使って管理する
暗記系アプリ(Anki、Quizletなど)では、
間隔反復のアルゴリズムが組み込まれているものもあり、
自動的に最適な復習タイミングを教えてくれます。
🧩 スペーシングのコツ
- 忘れかけた「ギリギリのタイミング」が一番効く!
- 毎回完璧に覚えていなくてもOK。思い出そうとすることが大事
- 授業 → 宿題 → 小テスト → 模試 → 復習…などの自然な流れの中に、スペーシングを組み込むとスムーズ
🎓 塾での取り入れ例
当塾では、単元が終わったら、確認テストを行います。
また、英単語テストもこまめに行います。
これはまさに、間隔反復を意識した設計なんです。
子どもたちも、「前やった内容がまた出てきた!」と、復習のきっかけになっているようです😊
✅ まとめ:間隔反復のメリット
項目 | 内容 |
やり方 | 復習のタイミングを意図的にあけていく |
期待できる効果 | 長期記憶への定着、効率の良い学習 |
難易度 | ★★☆☆☆(ちょっと計画が必要) |
必要な道具 | スケジュール帳やアプリ、カレンダーなど |
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